竹村聡子
銀獣高杯／ネコ／昼

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竹村聡子陶磁湯呑・カップ

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サイズ	口径約9.5cm／高さ約7cm
素材	磁器
目止め	不要
電子レンジ	×
オーブン	×
直火	×
食洗機	×

作家ものの器特有の表情が多く見られます

【直接貫入】焼き上げ後の素地と釉薬の収縮率の違いにより、窯出し後すぐに発生する微細なヒビのような模様

【ピンホール】素焼き後の素地に残った有機物や空気が、釉薬をかけた焼成後に小さな凹み(穴)として現れること

【鉄粉】土にもともと含まれる鉄分が、窯の中で焼かれることで酸化し、それらが黒点となって器の表面に出てくること

【釉薬のムラ】手作業でひとつひとつ塗られているため、釉薬が垂れた釉薬溜まりなどが見られたり、全体に均一でないこと

手作りの風合いをお楽しみください

縁や底にみられる所々の凹みや、器表面に入った微細なキズや汚れは、制作過程にできてしまう、自然な現象となります。

特性について

模様の部分は陶芸用の銀を使用して焼き付けています。銀の変色が気になる場合は、水で少し湿らせたメラミンスポンジ(消しゴムスポンジ)または、シルバーアクセサリークロスで絵柄の表面を優しく磨いてください。強アルカリ、酸性洗剤、漂白剤での洗浄はお避けください。電子レンジ、オーブン、食洗機でのご使用もお避けください。

静かにうつわに宿る銀獣たち

「彼らがうつわの中で長く生き続けられように。」と、命を吹き込むように、掻き落としで削り描かれた動物たち。

経年変化でゆっくりと静かに変化する銀の色彩。
始まりと終わりの色として、「昼」と「夜」を表現された釉薬。

一日の移り変わりの中に描かれた彼らは、それぞれの背景で、色々な表情を見せてくれます。

白の中にほんのり温かみを感じる「昼」と名付けられたこちらのカラーは、白日を表現。

昼間の温かな光が差す中、横たわる猫。
こちらをまっすぐ見つめる美しい目とゆったりと体を休める姿勢は、博識のある、高貴な雰囲気です。

細やかで丁寧に仕上げられた絵付けは、まるで絵画のよう。
しっとりとしたマットな質感は、世界観をより幻想的に引き立てます。

小ぶりの高杯はデザートカップに。
フルーツにヨーグルト。
アイスを盛り付けて。
ほろ苦いエスプレッソコーヒーをかけて、アフォガードにもおすすめです。

磁器ならではの滑らかな手触り凛とした美しさ。
浅めのカップと華奢でレリーフが施された足の組み合わせは、上品さと可愛らしさが合わさります。

動物たちが私たちの前に姿を現す瞬間は、いつも静かで穏やか。
竹村さんの作品からも、静謐さを感じます。
手にするたび、いつもの日常が、ゆっくりと流れだすような、そんな贅沢さを与えてくれます。

時が経つにつれ、静かに変化する銀彩は、それらも共に過ごした時の証ともなります。
そんなそっと寄り添うような変化もお楽しみください。