サイズ | 口径 約7cm/高さ 約11cm |
容量 | 約240ml |
素材 | 半磁器 |
目止め | 不要 |
電子レンジ | 〇(温め程度) |
オーブン | × |
直火 | × |
食洗機 | 〇 |
作家ものの器特有の表情が多く見られます
【直接貫入】焼き上げ後の素地と釉薬の収縮率の違いにより、窯出し後すぐに発生する微細なヒビのような模様
【ピンホール】素焼き後の素地に残った有機物や空気が、釉薬をかけた焼成後に小さな凹み(穴)として現れること
【鉄粉】土にもともと含まれる鉄分が、窯の中で焼かれることで酸化し、それらが黒点となって器の表面に出てくること
【釉薬のムラ】手作業でひとつひとつ塗られているため、釉薬が垂れた釉薬溜まりなどが見られたり、全体に均一でないこと
手作りの風合いをお楽しみください
縁や底にみられる所々の凹みや、器表面に入った微細なキズや汚れは、制作過程にできてしまう、自然な現象となります。
特性について
素材は、磁器土に砥部の粘土をオリジナルの配合で混ぜ合わせた半磁器となります。土の収縮率と釉薬の収縮率の差によって、表面に細かい貫入の表情がみられますが、しっかりと焼き締まっているため、浸透性はほぼなく、磁器と同じようにご使用いただけます。ご使用前の目止めは必要はなく、初めてお使いいただく際は、食器洗い洗剤で洗っていただくだけでご使用いただけます。
豊かな表情が暮らしの景色を彩ってくれる
温かさが宿る、錆青シリーズ
グレーがかった素地の上を流れた染付が織りなす、深くて柔らかい青と茶のグラデーション。
そのグラデーションを閉じ込めるかのように、艶のあるガラス質の釉薬による細かな貫入がキラキラと表面を纏う、錆青シリーズ。
素材は、磁器土に砥部の粘土をオリジナルの配合で混ぜ合わせた半磁器。
土ものの表情に見られるやわらかで素朴な雰囲気と、磁器ならではお手入れのしやすさを持ち合わせています。

適当に顔料を置いただけでは、このグラデーション出来上がりません。
下絵には、流れた後のことを想いながら描く、花唐草の模様が一つ一つ丁寧に描き込まれています。
また、染付の流れと細かな貫入を入れるバランスは難しく、「半磁器」+「鎬(しのぎ)」+「染付」+「釉薬」すべての工程において、松田さんご夫婦がこれまで作り上げてきた陶芸の要素の積み重ね、生まれたシリーズです。
かたちをつくり、釉薬をかけ、焼き、出来上がったうつわの景色は、偶然のようで、必然的に生まれたものだということを知ると、ますます錆青の表情に惹かれていきます。

こちらのピッチャーは、容量約240ml。
カップ2杯分なので、そのままドリップして、コーヒーサーバーとして。
2人分のコーヒー、またはお代わり分を一度に作れます。

カトラリースタンドとして、ティースプーンやコーヒースプーン、ケーキフォーク、小さなカトラリーを集めて、食卓に。
小さな花束をつくって花器として使っても。

取っ手には、指が添うようなポイントも。
心遣いが心地よさに繋がります。
豊かな表情は、暮らしの景色を彩ってくれる、幅広い用途のピッチャーです。

「皆様の食卓が豊かになりますように」という想いを込められ、作られるおふたり。
そこには温かさが宿り、そっと寄り添い、心を満たし、私たちの暮らしを豊かにしてくれるということが伝わってきます。
皆様にも是非手に取って感じていただけたら。