幻想的な雰囲気が魅力の泡変形皿
緩やかに入った、風になびく波のようなモール模様。
何層にも重なりあう様々な形の気泡は、海の中の世界を想像させます。
空瓶による再生ガラスで制作された少し厚みがあるぽってりとした丸み帯びた形状と、ほんのりグリーンがかったカラーは、ガラスならではの透明感の中に、懐かしさのようなぬくもりと優しさをも感じさせてくれます。

こちらの泡変形皿は、クリアガラスに泡ガラスを被せており、表面はつるつる、裏面は泡が感じられるザラっとした質感となっております。
泡出しには、米ぬかを用いており、山田さんの作品の泡の柔らかな色味は、米ぬかによるものです。

制作中の再生ガラスは、冷めやすくて割れやすいため、すべての工程をひとりでおこなうには、瞬時の判断と作業のスピーディさが求められます。
また、変形皿は、ガラスが好きなように広がっていくので、仕上がるまでどんな形になるかわからないとのこと。
そんな背景にも触れていくと、うつわの中に広がったこの偶然が重なりあってできた幻想的な世界に、ますます惹き込まれてしまいます。

大きさは、5~6寸皿サイズ程度。
カットケーキや、焼き菓子をのせて、ガラスドーム/中との組み合わせもおすすめです。
また、彩り鮮やかなサラダや、カルパッチョなどの料理にも。
ガラスのプレートは、夏は涼しげな雰囲気を、また、冬には凛とした美しい雰囲気を演出してくれます。
是非食卓でお愉しみください。
制作に用いる空瓶も元々は天然資源からできている地球から生まれたもの。
そんな恵みを無駄にすることなく、山田さんの手によって新たな日用品として生まれ変わった作品は、それらを手にした私たちの生活に長く、温かく寄り添い続けます。